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岸原と香月のなれそめ。

香月、三原、仲尾:高校1年生、同じクラス
岸原:25歳、上記3人の担任

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 ヤバいヤバいヤバい。
何がヤバいって、この状況がだ。

「言ったよなぁ? ケガの原因になるから集中しろって」

 正面の椅子に腰掛けた岸原先生に、普段から鋭いけれどその二倍、いや三倍は鋭くなっているんじゃないかという瞳で睨まれている。
基本的には無表情なはずの先生がこんなに感情を露わにするところを見ることが出来ただなんて嬉しい、とか思ってる場合じゃないよな、これ。

 放課後の教室で二人で話したあの日。
帰宅してすぐにパソコンを立ち上げ、“同性愛 教師 生徒 ホモ ゲイ 恋 高校生”などとにかく、今の状況下で思いついた単語を入力して検索サイトで調べる。これを何度も繰り返した。
明確な答えを求めていたわけではなく、この絶望的な想いを抱えてどう過ごしていけば良いのか、なにかしらヒントが見つかればと思ってのことだった。

 この時、好奇心で画像の検索結果もチェックしたのがいけなかった。
やたら体格の良い男性二人が舌や腕、指、足などを絡めあっていたり、互いの色々なところを触りあっているたくさんの画像が目に飛び込んできた。
その内容に衝撃を受けタブごと閉じたけれど、強烈過ぎて頭から離れてくれない。
男同士のそういった行為がどういうものなのかなんてぼんやりとした知識しかなかったけれど、画像を一覧で見てしまったことである程度は明確になってしまった。

 俺、ああいうことを先生としたいのか?
いや、それ以前に勃つのだろうか。だって同性ってことは向こうの体も基本的には同じつくりだよな。……筋肉とかは先生の方がしっかりついてるっぽいけど。

 考え込んでいるうちに、気がつけば先ほど目に入った画像の二人を先生と自分に置き換えていた。
……ら、勃ってしまったよね。今まで、元彼女達をはじめ可愛かったりエロかったり、とにかく女性にしか反応したことなかったのに。
必死にこれまでお世話になった映像やら画像やらを思い出そうとするのに、頭に浮かぶのは先生の姿ばかり。
授業中の涼しい姿の先生や、部活や生活指導中の少し厳しめの顔をする先生。それから、滅多に見られないけれど口端をわずかに上げて笑う先生。
そんな、色気の欠片も無い先生の姿で性的に昂ぶってしまったばかりか、吐精までしてしまった。

 あれ以来、罪悪感から先生の顔どころか姿そのものを直視できなくなっている。

「おい、聞いてるのか?」

 部活中に少しばかり捻ってしまった俺の足を手当するためにそっと、壊れ物を扱うかのように酷く優しく触れてくる手に、体中が熱くなるのが分かる。
そして、怒気を孕んだ……というか怒気のみで構成されている声にすら、熱くなってしまう。
これはもう、検索結果でたくさん見かけた、思春期によく見られる憧れを恋心と勘違い、なんてことではない。

「先生」
「悪い、痛かったか?」

 伝えてはいけない。高校生活はまだあと二年以上も残ってる。先生が担任の期間もまだ残ってる。担任じゃなくなっても、授業で会う可能性は多分にある。
そもそも部活の顧問だ。担任じゃなくなっても、授業で会わなくても、放課後は毎日顔を合わせるんだ。やっと部活がキツイ、苦しいってだけじゃなく楽しむ余裕が出てきたところなんだ。辞めたくない。
頭ではきちんと理解しているのに、言葉を止めることが出来ない。

「好き、です」

続く
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